大企業はムリでも、絶対ホワイト企業に入りたい…。大丈夫です!中小企業にも「ホワイト企業」はあります!!
電通はホワイト企業?ブラック企業?
広告業界第1位の「電通」で、新入社員が自殺、その後過労死認定されたことは、多くのみなさんがご存知のことだと思います。元々、激務で有名な会社ではありますが、大卒就職人気ランキングでは毎年上位に入る、名実共に人気企業です。
さて、この電通、はたして「ホワイト企業」でしょうか?
現状、「ホワイト企業です!」と言い切れる方は少ないでしょう。「ホワイト企業って何?」でもご紹介したように、「1.労働基準法等の労働規制に関する国の法令をしっかり守っているか」「2.従業員の役割を経営者がしっかり認識し働きやすい環境を整備することに努めている。」「3.従業員も会社あっての従業員だという愛社精神を持っている。」の3点のうち、まさに1と2に関して、全く当てはまらないわけですから。
一方、「では、ブラック企業ですか?」と問われると、「うーん、それもちょっと違うような・・・」となりますね。
なぜなら「離職率が他と比べかなり低く、仕事の環境もゆとりがあり(競合に強いという意味で)福利厚生なども充実している、残業代がしっかりと支払われること、仕事を通じて成長することができる機会が多いため従業員の満足度が高い」などの点は、まさにホワイト企業の特徴に当てはまる点だからです。
あなたにとっての「ホワイト企業」を探そう
電通社員の中でも、「残業はあるけど、見合った給料はもらっていると思うし、何より楽しい」という人にとっては、「ホワイト企業」でしょう。
しかし、世の中の多くの人にとって、今の電通の職場環境は耐えられるものではないのかもしれません。
結局、「大手企業だから、ホワイト企業とは限らない」ということです。その逆も同じです。「中小企業=ホワイト企業でないとは限らない」ということです。
参考:ホワイト企業に転職したい方に送る内定を勝ち取るためのアドバイス!
『ホワイト企業=人を大事にする企業』
ホワイト企業を一言で要約すると、『ホワイト企業=人を大事にする企業』です。
「誰が誰を大事にするの?」ということですが、基本は「経営者が、労働者を大事にする」ことが出発点です。
ここで大切な事は、「人は、直接顔が見える人には、対応が違う」ということです。代表取締役である社長が、社員全員の顔と名前を覚えられるのは、中小企業の目安である300人以下が限界です。
無理な残業、本人の意思を全く無視した転勤、急なボーナスカット。いずれもよくある事柄ですが、社長と社員が日常から交流があり、「あ、社長こんにちは~」「お、ご苦労様。この前の報告書良かったよ~次もよろしく頼むね」「ハイ!ありがとうございます」なんて会話が普通にできる関係だと、なかなかバッサリと進められない、というのが人情というものです。
これが、経営陣から見て一般社員は書類の上の人、となると話は全く違ってきます。「この人は、家を買ったばかりだぞ」「奥さん妊娠中なんだよな」「昔から愛社精神のある男だ」なんてことは書類には書いてありません。「みんな同じ、一社員」に対してできることと、「僕が面接して、5年頑張っている山田さんと、経理から営業にきて一生懸命の高橋さん、新入社員で一番早く成績を上げた小島くん」に対してできる事は違います。「社長が、社員全員の顔と名前を知っていて、風通しがよい」という環境は、「ホワイト企業」に近づく、実は大きなポイントなのです。
入りたい会社の働く時間が気になる人は
大企業だろうと、中小企業だろうと変わらないのは「働く時間の長さ、残業の多さ」です。これに関しては、「事前にしっかり調べること」の一言に尽きます。
暇で楽な仕事やホワイト企業と思われる職種・業種の中にも「残業が多くない」会社は一定数ありますが、とはいえ100%ではありません。
働く時間を確認する方法は簡単です。
夜21時以降など、「残業が常態化していなかったらフロアの電気が消えているはずの時間」に、直接会社に行ってみることです。中に入る必要はありません。オフィスビルであれば、夜は中に電気が付いているかいないか、一目瞭然です。5フロアのうち、一箇所だけ電気がついている、程度であれば、守衛室や、けし忘れかも?とそんなに気にしなくてもいいでしょうし、夜の22時を回って、8割電気がついている・・・という状態であれば、何日か確認してみたほうがいいかもしれません。
転職先が現住所地ではなく、気軽に会社に行ってみることが出来ない・・・と言う方にはこんな非常手段も。「その会社の、営業問い合わせ電話番号、支社・支店番号に時間外に電話をかけてみる」という方法があります。代表電話ではなく、事業所や支店など、「その会社のお客様がかける番号」に電話するのがポイントです。
もちろん、用件を述べる必要はなく、「失礼しました、間違えました」と言って電話を丁寧に切ってください。「ハイ!○○株式会社でございます!!」と3コール以内に元気よく返事が返ってくるようなら、「業務時間外にお客様対応をする会社=残業の多い可能性の高い会社」です。コンプライアンスが整っている会社であれば、出ないか、「ただ今の時間は営業時間外です。平日8時から17時まで・・・」というアナウンスが流れるはず。何度もかけるのは業務妨害になってしまいますから、ここぞ、という確認だけにしてくださいね。
入りたい会社の給与はどうやって確認するの?
転職活動でよくあるのが、募集要項の給与欄が「委細面談にて」「前職を考慮します」「400万~700万(幅広すぎ)」などで、全く参考にならない・・・というものです。
ものすごく高給なんて望んでいないけど、人並みには欲しいなあ・・・。そう思っていても、面接が進み、最後の条件提示まで、詳細な年収は提示されないことがほとんどです。一口に給与、と言っても、「額面」の話と、「福利厚生」の話が違うから、ややこしいですね。
例えばA社は月額30万、B社は月額28万円という基本給だとしましょう。一見A社の方が高給です。しかし、B社には「借り上げ社宅制度」があって、好きなワンルームをたった1万円の自己負担で借り上げてくれる、としたらどうでしょうか?手取りは圧倒的にB社が高く、しかも税金も安くなります。この「見えない収入」をどう見極めればいいのか。
メーカーなら、「従業員用駐車場」に停まっている車を見てみましょう。都会のオフィスなら、昼食に出てくる社員が、どんな価格帯のお店に足を運んでいるひとが多いのか、見てみるというのも手です。最近は、「社員の声」を集めたサイトなどもあります。書類ではなく、「実際の社員の様子や声」を確かめてみましょう。
大企業はムリでも、絶対ホワイト企業に入りたい…。大丈夫です!中小企業にも「ホワイト企業」はあります!! まとめ
大企業だけではなく中小企業にも「ホワイト企業」があること、そして大切な「残業」「給与」についてのポイントをまとめました。
自分ひとりで入社したい会社がホワイト企業かどうか判断できない場合は、転職・再就職のプロである「キャリアカウンセラー」の手を借りるということも一つの方法です。完全無料で転職相談に応じてくれるため、積極的に有効活用していきましょう。
自分にとっての「ホワイト」な条件を絞って、「どうしてもここだけはかなえたい」ということを、周りの人に伝えてみることから、あなたのホワイト企業入社への道が始まります!
ぜひ参考にして、ホワイト企業への転職・再就職を成功させていきましょう。
参考:仕事選びのポイント
転職サイト
転職支援サービスへは、1つでも多く登録しましょう。多ければ多いほど仕事に就けるチャンスが広がり、より良い条件の求人情報を手にする可能性が高くなります。
1位 リクナビNEXT
- リクルートが運営しており転職者の80%が利用する怪物サイト
( 10 / 10点満点中 ) |
会員数 | 670万人 | 週更新 | 1,900件以上 |
---|---|---|---|
対応エリア | 全国 | サービス | スカウト等 |
会員の2人に1人が利用しているスカウトサービスも大きな魅力!プライベートオファー機能へ経歴を登録しておけば、目的の会社や提携エージェントから個別オファーを受け取れます。
2位 はたらいく
- リクルートが運営する『地域密着をテーマとした転職サイト!』
( 8 / 10点満点中 ) |
会員数 | - | 週更新 | 700件以上 |
---|---|---|---|
対応エリア | 全国 | サポート | スカウト等 |
3位 JAIC
- 既卒、第二新卒、大学中退、フリーター、ニートの強い味方!
( 10 / 10点満点中 ) |
会員数 | 7万人 | 求人件数 | 60,000件 |
---|---|---|---|
対応エリア | 全国 | サービス | 高い内定率 |
転職エージェント
1位 リクルートエージェント
- 転職成功実績 業界No1!累計約35万人以上の転職実績!!
(10 / 10点満点中) |
会員数 | 45万人 | 求人件数 | 170,000件 |
---|---|---|---|
対応エリア | 全国 | 特徴 | ダントツNo1 |
2位 パソナキャリア
- パソナキャリア経由で転職した方の67.2%以上が年収アップ
( 9 / 10点満点中 ) |
会員数 | 25万人 | 求人件数 | 25,000件 |
---|---|---|---|
対応エリア | 全国 | 特徴 | 非公開求人 |